水回りの設備をよく見ると、隙間に樹脂のようなものが詰められていることに気付くでしょう。
これが「コーキング材」と呼ばれるもので、水回りには欠かせません。
そこで今回は、水回りのコーキングの役割について解説いたします。
▼水回りのコーキングの役割
■防水性を高める
キッチンや洗面台・浴室といった水回りにはさまざまな設備がありますが、設置する際にどうしても隙間ができてしまいます。
そのままにしておくと、水が入り込んで建物を劣化させることから、防水性を高めるのがコーキングの役割です。
コーキングは乾くとふくらむため、隙間をしっかりとふさいでくれます。
■気密性を高める
屋内の気密性を高めることも、コーキングが担う重要な役割です。
気密性を高めることによって、外気温の影響を受けにくくし、部屋の中を快適に保ちます。
水回りの中で気密性を高めたい場所と言えば、何といっても浴室ではないでしょうか。
隙間があると風が吹き込んできて、浴室内の温度が下がってしまいます。
浴槽のお湯も冷めやすくなってしまうため、コーキングでしっかりと気密性を高めることが重要です。
■設備の劣化を防ぐ
コーキングは高い耐水性を備えているだけでなく、防カビ効果を持つものもあります。
カビの中には人体や住宅設備に害をもたらすものもあり、対策が欠かせません。
水とカビの両方に効果を発揮するコーキングを施しておけば、設備の劣化を防ぐことができます。
人にやさしい水回りを実現することにもなり、一石二鳥です。
▼まとめ
コーキングには「防水性・気密性を高める」「設備の劣化を防ぐ」といった重要な役割があります。
建物は水に弱いため、住宅を守るには不可欠と言えるでしょう。
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